喉歌.com (Nodouta/OKAZAKI Shunsuke blog)
*喉歌(のどうた,Throat-singing,Overtone-singing)トゥバのホーメイ、モンゴルのホーミーなど。 (喉歌(ホーメイ・ホーミー) 演奏・指導 / 岡崎俊介)
喉歌とは??
喉歌(のどうた、Throat-singing, Overtone-singing)

日本、中央アジア周辺、北太平洋沿岸などに伝わる喉を詰めた発声から生じる倍音を利用した歌唱法。

日本では、能、歌舞伎、声明、祝詞、琵琶語り、浪曲、詩吟、アイヌ人をはじめとする一部の民謡などに部分的に受け継がれる。が、倍音発声を意識するわけではない。(定説ではないものの1960年代あたりまで八丈島などに倍音発声を意識する祝詞が伝わっていたという学説がある。)

中央アジアでは、モンゴル国のホーミー、トゥバ共和国のフーメイ(ホーメイ)が有名で、ホーメイを例にとると、喉に響かせ歌詞を歌う「ホーメイ」、口笛のような鋭い高音を響かせる「スグット」、地鳴りのような超低音を響かせる「カルグラ
音にリズムをつける「エゼンギレール」、舌を震わしてた音を転がす「ボルバンナディル 」、カルグラとスグットの複合技「カンズック」などがあり。これらのテクニックの複合技など。多くの技が確立されている。

イヌイット人、アイヌ人、チュクチ人などの、北太平洋沿岸の諸民族に伝わる
「喉遊び」(Throat-playing)のことも喉歌と呼ばれることがある。

アルタイ山脈周辺のオイラト族、モンゴル族とテュルク系諸族の間に伝わる特殊な歌唱法で、オイラト諸族(モンゴル国西部(オブス県・バヤンウルギー県・ホブド県)、中国新疆ウイグル自治区北西部)、ロシア連邦内のテュルク系の諸族であるトゥバ共和国のトゥバ人、ハカス共和国のハカス人、アルタイ共和国のアルタイ人、ケメロヴォ州のショル人の間に伝わっている。この地域では、浪曲節のような喉を詰めた声で歌う叙事詩や賛歌が発達しており、喉歌はその叙事詩を装飾する目的で発達してきた。したがって「笛のような音」は必ずしも顕著でないことがある。またロシア連邦・カルムイク共和国、ウズベキスタン共和国、トルクメニスタンなどにも喉を詰めた声で歌う英雄叙事詩が存在しており、関連性が考えられる。 中央アジアの喉歌の確実な記述は、Peter Simon Pallasによる18世紀中旬のものがおそらく最古である。

倍音にはアルファー波を発生させる効果があり、中央アジアの遊牧民は、家畜に倍音を聞かせる事により、おとなしくさせたり、音楽療法として使用する。ラクダなどに倍音を聞かせると涙を流すなど不思議な歌唱法である。


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